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NYダウ、1カ月半ぶりの連騰 政府の企業支援に期待感

(更新)

【ニューヨーク=宮本岳則】25日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均が続伸し、前日比495ドル64セント(2.39%)高の2万1200ドル55セントで終えた。トランプ米政権と与野党の議会指導部が新型コロナウイルス対策として2兆ドル(約220兆円)規模の景気刺激策で合意し、先行き懸念が和らいだ。航空機大手ボーイングやエアライン大手のデルタ航空など政府支援が期待される銘柄に買いが集まった。

ダウ平均が2日以上連続で上昇したのは2月6日までの4連騰以来、約1カ月半ぶりだ。巨額の経済対策が25日中にも米議会で可決される見通しとなり、政府の支援が見込まれる銘柄群が一斉に買い戻された。ボーイングは前日比の上昇率が一時30%を超えた。デルタやアメリカン・エアラインズ・グループなど航空各社の株価も軒並み2ケタの伸び率となり、クルーズ関連株も値を飛ばした。いったん資金繰り懸念が和らいだ形だ。

金融経済の専門家から明るい見通しが語られ始めたことも、買い戻しを促したようだ。米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ元議長が25日、米テレビCNBCの番組に出演し、「米経済は非常に厳しい落ち込みに直面した後、すぐに回復するだろう」と述べた。FRBの緩和策についても「非常に積極的な策をとった」と評価。事業活動が止まった間でも金融政策が支えとなり、経済は機能し続けると述べた。

もっとも市場が強気に傾いたわけではない。将来の相場変動率を示す「VIX指数」は60を超えたままで、先行きへの警戒感は続いている。25日も朝方に一時、下げに転じる場面があった。米ジョーンズトレーディングの上場投資信託(ETF)取引責任者、デイブ・ルッツ氏は「今後も新型コロナ関連で新たな悪材料が出てくる可能性はあり、投資家は引き続き慎重だ」と指摘する。長期投資家は様子見を続けており、相場は短期筋に左右されやすい。

リスク資産へのマネー回帰は商品市場でも見られた。25日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3日続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前日比0.48ドル高の1バレル24.49ドルで取引を終えた。一方、ニューヨーク金先物相場は5営業日ぶりに反落した。

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