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国連、20億ドルの人道支援を要請 途上国のコロナ対応で

【ニューヨーク=吉田圭織】国連は25日、世界各国で感染が広がる新型コロナウイルスに対応するために20億ドル(約2200億円)の人道支援を加盟国に要請した。集めた資金は途上国への支援物資の空輸や検査のための医療機器などに充てる。すでに日本、米国、中国やドイツなどの22カ国が資金を拠出し、20億ドルのうち12%が集まった。

国連のグテレス事務総長が世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長などと共同の会見で加盟国に支援を要請した。資金は4月から9カ月間の支援に充て、医療制度が脆弱な南米、アフリカや中東などの国を対象とする。

グテレス氏は「先進国だけで感染を抑制し、途上国で火のように広がれば、ウイルスが変異してワクチンが開発されても効かなくなる」として先進国に支援を呼びかけた。米ジョンズ・ホプキンス大学によると米東部時間25日正午(日本時間26日午前1時)時点では172カ国で感染者が確認されており、急ピッチで発展途上国への感染も広がっている。

国連は合計で既に7500万ドルを途上国のコロナ対応に拠出しており、支援物資が届くよう、世界の紛争地に停戦も求めている。グテレス氏は26日に開かれる日米欧や新興国など20カ国・地域(G20)の緊急テレビ会議ではさらなる経済対策を呼びかける方針だ。

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