都の感染者数、3日間で74人増 小池知事「危機意識を」

2020/3/25 22:39
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東京都内で新たに40人以上の新型コロナウイルス感染が確認され、記者会見する小池都知事(25日、都庁)

東京都内で新たに40人以上の新型コロナウイルス感染が確認され、記者会見する小池都知事(25日、都庁)

「感染爆発の重大局面だ」。新型コロナウイルスの感染者急増を受け、25日夜に都庁で緊急の記者会見をした東京都の小池百合子知事。都内の感染者はこの3日間で74人増え、計210人になった。小池氏は感染拡大への強い危機感をあらわにし、都民に対して週末に「不要不急の外出」を自粛するよう求めた。

都内の感染者はここ数日で急増。1日当たりの感染者は23日に16人、24日に17人、25日に41人となり、3日連続で過去最多を更新した。

これを受け小池氏は午後8時すぎから緊急会見した。険しい表情を浮かべ「今週になりオーバーシュート(爆発的な感染拡大)の懸念がさらに高まっており、今まさに重大な局面だ」と強調。「平日はできるだけ仕事は自宅で行い、夜間の外出は控えてほしい」「週末は急ぎでない外出は控えてほしい」と訴え、「危機意識を持って行動するようお願いする」と呼びかけた。

さらに外国から帰国した人は帰国から14日間外出を自粛することや大学などでは新学期の開始時期を遅らせるなどの対策を要請。屋内外を問わずイベントの開催や参加を自粛することを求めた。

28日に都内で開催予定だった大規模格闘技イベント「K-1」については「都の要請で無観客試合になった」とも明らかにした。K-1を巡っては埼玉県と国が開催自粛を求めたイベントが22日にさいたま市であり、約6500人が訪れて批判が集まっていた。

都内の感染者数は3月半ばまでは大きなクラスター(感染者の集団)が発生した北海道や愛知県、大阪府に比べて少なく抑えられていた。しかし、その後1日に10人以上の患者が報告される日が相次いだ。18日は計109人だったが、1週間で倍近くに増えている。

25日に新たに確認された感染者41人のうち、11人は台東区の病院関係者だった。この病院では死亡者が出ており、都は立ち入り調査を実施した。経路が不明なのは10人以上となり、海外渡航歴があるのは5人だった。

都は23日に感染拡大に伴うイベントの自粛継続を表明。小池氏は23日の会見で「オーバーシュートの分かれ道。命を守るための協力をお願いしたい」と要請していた。

暖かく桜の開花が進んだ3連休は都内で花見の名所を中心に多くの人出が見られ、新宿や渋谷などの繁華街は人出の多い状態が続いた。このため、都庁内では長く続く自粛への飽きや気の緩みを警戒し、引き締めを図る必要があるとの意見も出ていた。

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