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松井社長が退任へ ネット証券のパイオニア

次期社長は和里田氏 創業家以外は初

松井証券は25日、松井道夫社長(67)が退任し、和里田聡専務取締役(48)が社長に昇格すると発表した。松井氏は顧問となり、経営の第一線からは身を引く。インターネット時代を見据え、対面営業を廃止して「ネット証券」を誕生させたパイオニアとして業界をけん引してきた。

6月の株主総会を経て正式に決める。1918年創業の松井証券で、松井家以外の社長が就任するのは初となる。松井氏は95年から社長を務める。

交代のきっかけは時代の変化だ。この日会見した松井社長は「(私の)価値観が時代にそぐわなくなってきているとずっと感じてきた」という。和里田氏に決めたのは「数カ月前」。会長や取締役としても残らずに顧問になる理由については「2頭体制は百害あって一利なし」と語った。

1999年に株式売買手数料が完全自由化されたことを受け、手数料が圧倒的に安いネット証券が相次いで誕生した。中でも松井証券は返済期限のない信用取引を業界で初めて導入するなど斬新なサービスを投入し、シェアを拡大した。

一方、手数料の引き下げ競争はついに「ゼロ時代」が視野に入ってきた。ライバルのSBI証券や楽天証券が対面営業や法人関連サービスを拡充して収益源の多様化を図る一方、松井は株式売買仲介を中核に置く姿勢を貫いてきた。

和里田氏は「ネット証券の置かれている状況は20年前と大きく変わっている」と指摘。「顧客との接点をいかに広げるかは非常に大きな課題だ。独立系だからこそ業界の垣根を越えた提携ができる」と語り、異業種連携にも意欲を見せた。

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