宮城のタケヤ交通、バス路線を再編

2020/3/25 18:14
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タケヤ交通(宮城県川崎町)は4月から、バス路線を再編する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、利用者が減った仙台空港(同県名取市)から秋保温泉(仙台市)などを経由する「仙台西部エアポートライナー」を廃止。仙台空港と仙台駅を結ぶ「エアポートリムジンバス」は仙台バス(同県岩沼市)と共同運行し、利便性を高める。

エアポートリムジンは4月から仙台駅東口の「ホテルメトロポリタン仙台イースト」前の停留所にも停車する

エアポートリムジンは4月から仙台駅東口の「ホテルメトロポリタン仙台イースト」前の停留所にも停車する

仙台西部エアポートライナーは毎日1往復、タイ国際航空が運航するバンコク―仙台線の到着時刻に合わせて運行していたが、4月以降の廃止を決めた。新型コロナの影響で同路線が運休になり、仙台西部エアポートライナーの利用者がほぼいなくなったためだ。

現在は仙台空港から秋保温泉や国営みちのく杜(もり)の湖畔公園(川崎町)などを通っている。タケヤ交通は仙台空港から秋保温泉方面への輸送について「6~7月にはエアポートリムジンを延伸することでカバーしたい」(大宮利幸社長)考えだ。

一方、エアポートリムジンはタケヤ交通と仙台バスが4月から、1日当たり18便を共同運行する。これを機に、タケヤ交通と仙台バスで別々だった仙台駅西口の停留所はタケヤ交通の「63-1番」に統一するとともに、駅東口にも停車するようにする。東口には「ホテルメトロポリタン仙台イースト」が2017年に開業し、運営する仙台ターミナルビル(仙台市)などから東口への停車の要望が出ていた。

このほか、タケヤ交通は4月6日から、仙台空港から遠刈田温泉(同県蔵王町)を経由し、宮城蔵王キツネ村(同県白石市)に行くバスの運行を開始。訪日外国人客を中心に利便性を高める。

仙台空港―仙台駅間は鉄路でJR東日本と仙台空港鉄道(名取市)が相互直通運転しており、最速17分で結んでいる。バスの場合、運賃はほぼ同じだが、所要時間は約45分かかる。災害などで鉄道が使えないケースを除き、バスの乗車率は半分以下がほとんどだ。

このため、タケヤ交通と仙台バスは多言語対応を進め、スーツケースなど荷物の多い訪日客の利用を促す。日本人利用客についても空港到着ロビーでのバス案内アナウンスを通じ、利用増につなげていく考えだ。(仙台支局 渡辺絵理)

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