第一三共、新規抗がん剤が国内で承認

ヘルスケア
2020/3/25 17:41
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第一三共は25日、新規抗がん剤「エンハーツ(一般名トラスツズマブ・デルクステカン)」の日本での製造販売承認を取得したと発表した。同社が力を入れているバイオ医薬品と化学合成薬品を組み合わせた「抗体薬物複合体(ADC)」の第1弾となる製品だ。2019年9月に申請し、6カ月で承認された。早ければ5月にも発売する見込みだ。

エンハーツは米国では1月から販売している

エンハーツは薬剤への耐性ができて既存の抗がん剤が効かなくなった、難治性の乳がんを対象として承認された。米国では同じ適応で1月にすでに発売している。乳がん以外にも胃がんや大腸がんなどの幅広い適応を目指して、43種類の開発計画がある。

ADCは抗体医薬と呼ばれるバイオ医薬品と化学合成した薬剤を組み合わせ、がん細胞に薬物を直接届ける技術。従来の抗がん剤よりも高い確率でがんを狙い撃ちでき、治療効果が高いとされる。第一三共はがん領域を今後の成長の柱と位置づけており、別のADCの開発も進めている。

英アストラゼネカと臨床試験やグローバルでの販売を共同で実施し、その対価として第一三共が最大7600億円を受け取る契約を結んでいる。日本国内での販売は第一三共が単体で行う。

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