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iPS由来血小板、臨床研究で患者への投与終了 京大

京都大学は25日、患者自身のiPS細胞から血小板を作って輸血する臨床研究で、予定していた3回分の輸血を終えたと発表した。2021年1月まで追跡調査を実施し、安全性や有効性を詳しく調べる。将来は人工血小板を医薬品として実用化する狙いだ。

臨床研究の対象は血液の病気などで血小板がうまく作れなくなる血小板減少症の患者1人。血小板減少症患者には定期的な血小板輸血が必要で、現在は献血の血液から血小板製剤を製造している。将来、人口減などで医療に必要な血液が不足する懸念がある。京大iPS細胞研究所の江藤浩之教授らはiPS細胞から血小板を大量に作り出す技術開発を進めている。

江藤教授は京大病院血液内科の高折晃史教授と共同で、患者にiPS細胞から作製した血小板を輸血する臨床研究を計画。18年10月に国の了承を得て19年3月に臨床研究を開始した。患者の細胞からiPS細胞を作製して血小板を作製し、同年5月から20年1月にかけて3回、量を徐々に増やして投与を終えた。

投与から1年間は経過観察を続け、副作用の程度や頻度などの安全性を確認する。血中の血小板の増加量など有効性に関わるデータも評価するという。江藤教授は「iPS細胞から大量の血小板製剤を製造するための技術開発を進める」とコメントした。

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