NYダウ、2100ドル超上昇 上げ幅過去最大

北米
2020/3/25 5:02 (2020/3/25 6:52更新)
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新型コロナ対応でトレーダーのいなくなったニューヨーク証券取引所=AP

新型コロナ対応でトレーダーのいなくなったニューヨーク証券取引所=AP

【ニューヨーク=大島有美子】24日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比2112ドル98セント(11.4%)高の2万704ドル91セントで取引を終えた。上げ幅は過去最大となった。米与野党が新型コロナウイルスの感染拡大にともなう経済対策で合意するとの観測が広がり、投資家の安心感が株の買いにつながった。

ダウ平均は3営業日ぶりに反発し、取引開始直後から上昇した。取引終了前にかけて上げ幅を急速に広げ、これまでの過去最大だった3月13日の1985ドルを大きく上回った。上昇率でみるとリーマン・ショック後の08年10月につけた値(11.1%)よりも大きく、1933年3月以来、87年ぶりの大きさとなった。

トランプ米政権は約2兆ドル規模の対策を検討している。米メディアが近く与野党が合意する見通しと報じたことが、投資家の安心感を招いた。米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和策で金融市場の流動性が高まるとの見方も買いにつながっている。

個別株もほぼ全面高となった。特にアップル(10%高)やマイクロソフト(9%高)などハイテク株が大きく買われた。金融株もJPモルガン・チェースが12%高、バンク・オブ・アメリカが16%高と軒並み上昇。航空機大手のボーイングには経営支援への期待から買い戻しが入り、20%高となった。

ただ新型コロナの感染収束は見通せない。市場の景気減速懸念は根強く、株価は今後も乱高下する可能性が高い。IHSマークイット社が同日発表した3月の米総合購買担当者景気指数(PMI)の速報値は前月比で9.1ポイント低下し、40.5となった。遡れる2009年10月以来で最低の水準だった。

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