タイ航空、ほぼ全便運休 新型コロナで旅客急減

2020/3/25 1:13
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【バンコク=村松洋兵】タイ政府系のタイ国際航空は24日、ほぼ全便の運航を当面休止すると発表した。タイ政府や各国が新型コロナウイルスの感染拡大防止で渡航を制限し、旅客需要が激減していることに対応する。経営再建中の同社には大きな打撃となる。

タイ国際航空はほぼ全便を運休する(1月30日、バンコク)=小高顕撮影

25日から日本発着を含むアジア路線、27日からオーストラリア路線、4月1日から欧州路線の大半を運休する。国内線は子会社のタイ・スマイルに振り替える。

タイ政府は22日からタイに渡航するすべての外国人に対し、新型コロナウイルスに感染していないことを示す証明書の提示を求める措置を導入した。日本などでは検査を受けるのが難しく、事実上の入国制限となっている。バンコクのスワンナプーム国際空港の国際線到着客は同日に4千人弱まで減少した。

同社は格安航空会社(LCC)との競争激化や、高コスト体質が響き、経営が悪化している。19年12月期まで3期連続の最終赤字だった。12日には経営再建に当たっていたスメート・ダムロンチャイタム社長の辞任を発表した。

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