米企業の景気指数、3月は過去最低水準の40.5

2020/3/24 23:56
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観光業が深刻な打撃を受けている(3月中旬、ニューヨークのマンハッタン)

観光業が深刻な打撃を受けている(3月中旬、ニューヨークのマンハッタン)

【ニューヨーク=大島有美子】IHSマークイットが24日発表した3月の米総合購買担当者景気指数(PMI)の速報値は前月比で9.1ポイント低下し、40.5となった。2月に続き、2カ月連続で好不況の境目となる50を下回り、遡れる範囲での2009年10月以降では最低水準になった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞が顕著に表れている。

同社のチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「飲食店やホテルなど消費者と密接に関わり合う業種が特に深刻だ」と指摘した。観光を含むサービス業では2月の49.4からさらに低下し、39.1となった。トランプ米政権は2月末から3月中旬にかけ、欧州大陸からの外国人の入国を禁止するなど相次ぎ渡航制限を打ち出した影響だ。

製造業は2月に50を上回っていたが、3月は49.2となり、10年7カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。供給網の寸断にともなう生産活動の停止の影響が大きい。

マークイットの米PMIは、09年9月まで製造業だけの景気指数で公表していた。同年10月からサービス業も合わせた複合指数を採用している。

米国のコロナ感染者は累計で4万人を超えた。カリフォルニア、ニューヨークをはじめ、飲食店の営業停止や企業の在宅勤務、住民の外出禁止令など移動制限を出す州が相次いでいる。

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