そごう徳島店跡に百貨店誘致 徳島市、早期契約へ交渉

2020/3/24 19:11
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8月末で閉店するそごう徳島店(徳島市)

8月末で閉店するそごう徳島店(徳島市)

徳島市と市の第三セクター、徳島都市開発は24日、8月末に閉店するそごう徳島店(徳島市)の後継テナントとして、別の百貨店のサテライト店誘致に向けた交渉を進めていることを明らかにした。人口減を背景に、全国の地方都市や郊外の百貨店の閉店が相次ぐ中、徳島市が新たな百貨店誘致を実現できるかに注目が集まっている。

市の第三セクター、徳島都市開発の一宮信牲社長(左)は24日、そごう跡地に別の百貨店のサテライトを誘致していることを明らかにした

市の第三セクター、徳島都市開発の一宮信牲社長(左)は24日、そごう跡地に別の百貨店のサテライトを誘致していることを明らかにした

そごう徳島店が入る徳島駅前再開発ビル(アミコビル)を所有・管理する徳島都市開発は、交渉相手である百貨店の具体的な名前の公表は避けたが、同社の一宮信牲社長は「(合意は)5~6月にはメドがつく」との見通しを語った。そごう徳島店に代わるキーテナントとしての誘致で、交渉は1社に絞っていることも明らかにした。

現在、そごう徳島店は地下1階から地上6階までの7フロアで営業しているが、誘致交渉中の百貨店は地下1階から地上3階までの4フロアを使って食品、化粧品や雑貨を扱う小型店舗を出店する方向だ。地上4~6階のフロアもインテリア雑貨やスポーツ・アウトドア用品店などの物販店を誘致する方針を示した。

誘致が実現した場合の営業開始は、そごう徳島店の原状回復後の返還の計画が確定していないため、早くても2021年以降になる見通し。

アミコビルはJR徳島駅前に位置し、市中心部のまちづくり政策の核となる施設だ。交渉相手の百貨店側は今後、収益性調査や市の中心市街地活性化計画などを精査した上で、進出するかどうか判断するとみられる。

徳島都市開発の一宮社長は交渉途中での公表に至ったことについて、「(誘致が実現しない可能性は)ゼロではない」との状況を示し、「アミコビルに入居する他のテナントが出店を継続するかどうかの判断材料にしてもらう」と語った。

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