名古屋・栄に200メートルビル、三菱地所などが開発へ - 日本経済新聞
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名古屋・栄に200メートルビル、三菱地所などが開発へ

名古屋市は24日、中区栄にある市有地「栄広場」と隣接エリアを合わせた土地の再開発事業者が三菱地所を代表とするグループに決まったと発表した。高さ約200メートルの高層ビルに高級ホテルや映画館を備える。2022年に工事を開始し、26年の開業を目指す。

事業者は三菱地所を代表とし、日本郵政不動産、明治安田生命保険、中日新聞社の4社で構成するグループ。20年度中に地権者である市と大丸松坂屋百貨店との間で、基本協定や土地の売買契約を結ぶ。栄広場は同グループが市から約149億円で購入する。

高層ビルは敷地面積4866平方メートル、延べ床面積約9万9千平方メートルで、市が容積率の緩和を適用する。地上36階、地下4階建てで、高さは約200メートルとなる。名古屋テレビ塔の180メートルを超え、栄地区では最も高いビルとなる。

地下3~4階には駐車場などを備え、地下2~地上4階までは隣接エリアを所有する大丸松坂屋百貨店が商業施設を運営する。4~6階には映画だけでなくスポーツのライブ鑑賞なども想定したシネマコンプレックス(複合映画館)を備える。

9~25階には一般事業者向けのオフィスのほか、企業や個人の会員を募り、新事業創出などを後押しするイノベーション拠点を設けるという。7~8階と26~36階には市内で初となる外資系の高級ホテルを誘致する方針で、入居するオペレーターを今後選定する。

市によると、ほかに住友商事積水ハウスをそれぞれ代表とする計3グループから応募があったという。募集では、大丸松坂屋百貨店が高級感のある商業施設の展開、市は再整備を進める久屋大通公園との調和などを条件としていた。

大学教授や公認会計士などで構成され事業者を決める市の評価委員会は23日、三菱地所を代表とするグループに200点満点中173.67点を与え、最優秀提案者とした。高級ホテルやエンターテイメントシアターなどの具体的な提案や環境や防災に配慮した施設計画などを評価した。要望としては、久屋大通公園と一体となった施設となるように広場や緑化空間の創出などを挙げた。

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