ドンキ、余剰衣料を低価格販売 愛知にオフプライス1号店

2020/3/23 19:30
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ディスカウント店「ドン・キホーテ」などを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)がオフプライスストアの運営に新規参入する。衣料品の余剰在庫を買い付け、低価格で販売する。24日に愛知県大口町で1号店を開業。2020年中に全国で複数の出店を計画しており、成長戦略として定着させたい考えだ。

海外から余剰在庫を直接買い付け、ブランド品を格安で販売する(愛知県大口町)

「世界中を駆けずり回り、余った在庫を買い付けてきた」。オフプライスストア事業推進本部の小田切正一本部長は23日、こう話した。24日にオープンする「オフプラMEGAドン・キホーテUNY大口店」の売り場面積は960平方メートル。商品数は3万3千点で、コーチやアルマーニ、カルバン・クラインなど約150種類のブランドをとりそろえた。平均で40~60%の値下げ率を実現したという。

オフプライスストアはアパレル企業の余剰在庫を買い取り、格安で消費者に提供する業態だ。米国ではビジネスとして定着してきたが、日本ではなじみが薄く、19年にワールドとゴードン・ブラザーズ・ジャパンの共同出資会社やゲオホールディングスが参入していた。衣料品の廃棄・焼却を回避でき、環境配慮にもつながるとしている。

強みは品ぞろえだ。アウトレットはアパレル企業が自社の売れ残り製品を販売しているのに対し、オフプライスストアは特定のブランドに限らず、複数のメーカーから仕入れることができる。

PPIHは19年11月に事業推進本部を立ちあげ、準備を進めてきた。欧米を中心としたメーカーや小売店、取引先企業に直接掛け合い、商品の100%を海外で調達している。現在は店舗の従業員を除き、7人体制。シーズンに応じて商品や価格が変動するため、「掘り出し物」を見つける楽しさを味わって欲しいとしている。

愛知県で1号店をオープンした理由について、小田切氏は「全国の中でもブランドリテラシーが強く、ユニーとの相乗効果も見込める」と話す。「郊外型」と位置づける大口店ではファミリーや主婦層をターゲットに、低価格帯のブランドやキッズ用品をそろえた。一方、20年夏には東京・渋谷で「都心型」のオフプラ店舗の出店を計画している。有名ブランドを取りそろえ、若者や訪日外国人(インバウンド)の集客を狙っている。

(林咲希)

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