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ゼンキゲンが8億円調達、表情解析AIで面接官支援

ゼンキゲンのウェブ面接サービス「HARUTAKA」のイメージ

ウェブ面接サービスを手がけるZENKIGEN(ゼンキゲン、東京・千代田)は第三者割当増資で8億円を調達した。スタートアップ支援会社のWiL(米カリフォルニア州)などが引き受けた。エンジニアや研究者の採用を強化し、人の表情などを解析する人工知能(AI)技術の研究開発を進める。AIを活用した面接官支援サービスの早期の事業化を目指す。WiLのほかにデライト・ベンチャーズ(東京・渋谷)やパークシャテクノロジースパークス・グループが運営するファンドが出資している。

ゼンキゲンのウェブ面接サービスの名称は「HARUTAKA」で、2017年10月に提供を開始した。働き方改革の流れは企業の人事部門にも波及し、カルビー三菱地所など幅広い業種で導入社数を増やしている。

ウェブ面接は録画動画とライブ動画の2種を用意した。企業は出張費や人件費などを減らせる。従来は採用の初期段階では書類上でしか応募者を知ることができなかったが、動画面接を活用すれば応募者の人柄をより理解できる利点もある。応募者にとっては場所・時間を選ばずに選考に参加できる利点がある。

今回の資金調達は既存のサービスの改良だけでなく、新規事業の創出につなげる狙いもある。具体的には面接官を支援するサービス「ZIGAN」の早期事業化だ。ZIGANはオンライン面接の録画データをAIで解析し、応募者が面接官に対して抱く印象を「信頼度」や「尊敬度」といった指標で示すことができる。面接官が応募者に対して不適切な態度を取るのを防ぐという。

表情などを解析する技術はアフェクティブ・コンピューティングと呼ばれる。同社はこの領域の技術を採用面接以外の人事労務領域にも広げていく考えだ。新型コロナウイルスの流行を受け、外出を控える動きは今後も続く。新卒採用のピーク時期とも重なり、ウェブ面接サービスの需要は一段と高まる見通しだ。

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