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ソフトバンクG、4.5兆円資産売却 自社株買いに2兆円

ネット・IT
2020/3/23 14:07 (2020/3/23 15:15更新)
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ソフトバンクグループ(SBG)は23日、自己株式取得と負債削減に向けて4.5兆円の資産を売却または資金化すると発表した。中国・アリババ集団や国内通信子会社ソフトバンクなど投資先の上場株が主な対象になるとみられる。調達した資金は最大2兆円の自社株買いのほか、負債圧縮に充てることで財務を強化する。

SBGが投資会社として保有する株式の価値は27兆円を超える。一方、SBG自体の株式時価総額は19日時点で約6兆円と、保有株価値に比べ大幅に割り引かれて取引されていた。こうした市場の低評価を改善するため、保有資産を原資に大胆な自社株買いと負債圧縮に打って出る。

取引は今後4四半期にわたり実施するとした。調達する4.5兆円の資金は、最大2兆円の自社株買いに充てる。これは13日に発表した上限5000億円の自社株買いに追加して実施する。加えて残額を負債の償還、社債の買い入れ、現預金残高に充当する。

SBGの孫正義会長兼社長は今回の取り組みについて「当社史上最大の自己株式取得であり、さらに過去最大の現預金等の増加につながるもので、当社の事業に対する揺るぎない自信に基づくものだ」とコメント。SBG株の評価改善に加え、社債買い入れを含む負債削減によって、信用格付けの向上を目指すとの狙いも明らかにした。

午後1時50分の発表を受けて、東京株式市場ではSBG株が急騰。前週末比500円(19%)高の3187円と、制限値幅の上限(ストップ高水準)で取引を終えた。

市場では「資産売却によって資金を捻出できるという見通しを示したことで、『他の財務状況の悪い企業とは違う』という再評価につながったのではないか」(楽天証券経済研究所の窪田真之チーフ・ストラテジスト)との見方があった。

社債市場からは、大規模な資産現金化プランを歓迎する声が聞かれる。SBGが保有資産を換金して社債を買い入れることで、債券市場での需給の緩みが改善されるためだ。

SBGの社債の残存額は約3兆6000億円と国内社債全体の6%程度を占めるまでに膨らんでいた。「SBG債の価格変動リスクが大きくなりすぎ、新型コロナで痛手を負った投資家は支えきれなくなっていた」(国内運用会社の債券ファンドマネジャー)との指摘がある。

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