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白鵬「無事に終わった」、安堵の44度目V

2020/3/22 22:30
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「本当、お客さんが入っていたらなと思うよ」。結びの一番を前に、相撲協会の尾車事業部長(元大関琴風)が心底惜しんだのも当然だろう。朝乃山が大関の座をたぐり寄せた白熱の貴景勝戦に続いて、横綱同士による決戦という最高の"メインイベント"。無観客でなければ、場内には割れんばかりの歓声がこだましていたはずだ。

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優勝し、日本相撲協会の八角理事長から賜杯を受け取る白鵬

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そろって先場所は序盤で負傷離脱し、徳勝龍の幕尻優勝を許した両横綱にとっては面目躍如の晴れ舞台。3場所連続休場中だった鶴竜も復調を印象づけたが、それ以上に健在ぶりを強く示したのが白鵬だ。

右四つから左四つ、白鵬が一瞬もろ差しになったと思えば最後はまた右四つ。互いに目まぐるしく形を変える「巻き替えショー」のような展開の中で、最後は鶴竜の左上手を切り、腰を割って慎重に寄り切った。

収まるべきところに賜杯を収め、異例の状況でざわつく周囲を鎮めるかのような結末。尾車部長も「イレギュラーな場所をしっかりと自分が優勝して締めるという姿勢は立派だ」と、第一人者としての役割を果たした横綱をたたえる。

35歳0カ月での幕内優勝は、年6場所制となった1958年以降では旭天鵬、千代の富士に続く3番目の年長記録。「飲みたいもの、食べたいものを減らし、稽古方法を考えて体と心が一致しなければ成し遂げられない」と自賛する白鵬だが、心に浮かぶのは別の感情だ。

「喜びというより無事に終わった、ホッとしたという方が先ですね」。あらゆる競技やイベントが中止に追い込まれ、途中打ち切りの可能性もある中で緊迫の15日間を走り終えた安堵感は、大相撲に携わる全員に共通のものだろう。

(本池英人)

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