新型コロナ感染者、米で2万人突破 NY州で1万人超

2020/3/22 1:06 (2020/3/22 5:36更新)
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米国はドライブスルー形式で新型コロナウイルスの感染検査を受けられる体制の整備を急いでいる(20日、米ニュージャージー州=ロイター)

米国はドライブスルー形式で新型コロナウイルスの感染検査を受けられる体制の整備を急いでいる(20日、米ニュージャージー州=ロイター)


【ニューヨーク=高橋そら】米国内の新型コロナウイルスの感染者数が21日、2万人を突破した。米ジョンズ・ホプキンス大学によると、全米の感染者数は東部時間同日午後4時(日本時間22日午前5時)時点で2万4148人となった。死者数は285人に増えている。感染者数はわずか2日間で倍増しており、政府は対応に追われている。

感染者が最も多いのはニューヨーク州で、すでに1万人を超えた。同州のクオモ知事は21日の記者会見で「どこよりも多く検査しているため、陽性患者が増えている。もっと見つけることが目標だ」と強調した。クオモ氏は20日、同州の全事業者を対象に、全従業員の在宅勤務を義務化すると発表。感染防止策を強化している。

すでにカリフォルニア州やイリノイ州も外出禁止などの強制措置に踏み込んでおり、米国内総生産(GDP)の約3割を占める主要州の経済圏が機能不全に陥る恐れがある。ニュージャージー州も同様の措置を検討中だ。今後、他の州も追随する可能性が高い。

にぎわいの消えたスターバックスの店内(ニューヨーク州)

にぎわいの消えたスターバックスの店内(ニューヨーク州)


影響を大きく受けるのは外食や小売りのほか、宿泊、観光などのサービス業だ。米商務省の個人消費支出額の内訳を見ると、2019年時点で航空や鉄道など運輸サービスは4780億ドル(約53兆円)、娯楽サービスは5860億ドル、飲食・宿泊は1兆200億ドル。これら合計で年間約2兆1千億ドルと、全体の約14%を占める。

雇用や企業活動への影響も甚大だ。全米レストラン協会(NRA)の推計によると、今後3カ月で外食業界は2225億ドルの売上高、最大700万人の雇用を失う可能性がある。米調査会社テレシー・アドバイザリーのボブ・デリントン氏は「家族経営店などは資本が脆弱で最も大きな打撃を受ける」と指摘した。

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