大型優良株にゆったり投資で資産を増やす
米国株に長期投資 知っておきたい基本(3)

日経マネー特集
日経マネー
2020/4/6 2:00
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写真はイメージ=PIXTA

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海外株投資に詳しいびとうファイナンシャルサービスの尾藤峰男さんは、「実は米国株投資は日本株投資よりも簡単」と話す。「誰もが知っている大企業に投資し、長期保有しているだけで、十分なリターンが期待できる」(尾藤さん)。

例えば、クレジットカードで有名なビザ(V)の株価を見てみよう。2008年に22.46ドルの高値を付けた後、リーマン・ショックで半値以下の水準まで下落。しかし、そこから長期上昇を続け20年には200ドルを突破した。リーマン・ショック前の高値で買ったとしても、ほぼテンバガー(10倍株)を達成できた計算だ。

「米国株投資では、知られざる中小型株を一生懸命探す必要はない。世界最強のグローバル企業に投資するだけで着実に資産を築くことができる」(尾藤さん)

■大型優良株に投資

具体的な銘柄の選び方は、S&P500種株価指数に採用されている大型優良株の中から、自分が知っている企業やサービスを利用している企業を選ぶのがいいと言う。初心者の場合は、より大型株で構成されているダウ工業株30種平均の中から選ぶと安心だ。

業績の伸びにこだわる必要はないが、主力事業に強固な参入障壁があり、高い利益率を誇る企業がいい。また、過去の株主還元の実績を確認し、増配基調の企業や自社株買いに積極的な企業を選ぶのが得策だ。

「足元では、アップル(AAPL)、アルファベット(GOOGL)、コストコ・ホールセール(COST)、ビザ(V)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などが有望。こうした企業から、業種を分散して投資するのがいい」(尾藤さん)

■長期投資が重要

米国株投資において、銘柄選びと同様に重要なのが投資スタンスだ。「短期の値幅取りは向かない。最低でも3年以上の長期保有前提で投資すべき」と尾藤さんは話す。

最強のグローバル企業に分散投資しても、一時的に株価が大きく下がることはある。ただ、「過去の例では、3~5年保有していれば、株価が元に戻り、再び高値を目指す展開になっている」。

このため、相場が大きく下げた時でも慌てて売らず、長く持ち続けるスタンスが重要だ。投資を始める時期にもこだわらず、「早く始めて、できるだけ長く続けるのがベスト」(尾藤さん)と言う。

(市田憲司)

[日経マネー2020年5月号の記事を再構成]

日経マネー 2020年5月号 1万円からの勝てる株式投資入門

著者 :
出版 : 日経BP
価格 : 750円 (税込み)

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