50歳以下も重症リスク、WHO「若者は無敵ではない」

2020/3/21 7:29
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【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は20日、新型コロナウイルスについて若者や中年も重症化するリスクがあるとして注意を呼びかけた。各国のデータによると「入院を必要とする患者は50歳以下の人がかなりの割合を占めている」と指摘した。

これまで新型コロナは主に高齢者や基礎疾患がある人が重症化するリスクが高いとみられていた。テドロス氏は記者会見で若者にメッセージがあると強調し「あなたたちは無敵ではない。このウイルスは数週間入院させるか、死をもたらすこともある」と警鐘を鳴らした。

外出制限を出した一部の国では、不満がたまった若者が公園などでパーティーを開くケースが出ている。新型コロナは無症状の人も多く、知らず知らずのうちにウイルスを拡散させる恐れがある。テドロス氏は「あなたがどこに行くかは、他の人の生と死を左右する可能性がある」と述べ、規律ある行動を求めた。

一方、テドロス氏は全世代に健康管理を呼びかけた。免疫機能を高めるため栄養価の高い食事をとることや、飲酒制限、禁煙を求めた。さらに在宅勤務などで運動不足に陥ることを懸念し、大人は1日30分、子どもは1時間の運動を推奨した。外出ができる場合は散歩やランニング、できない場合は階段の上り下りやヨガなど室内で体を動かすよう促した。

また、WHOは対話アプリ「ワッツアップ」などと協力し、症状や自身を保護する方法など新型コロナに関する情報を発信するメッセージサービスを始めたと発表した。現在は英語のみだが、来週から複数の言語を追加するとしている。

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