米・メキシコ国境も規制、観光など対象 貿易は継続

2020/3/21 3:53
保存
共有
印刷
その他

20日、ホワイトハウスで新たな国境規制を発表したポンペオ国務長官(右)とトランプ氏=AP

20日、ホワイトハウスで新たな国境規制を発表したポンペオ国務長官(右)とトランプ氏=AP


【ワシントン=鳳山太成】米国とメキシコの両政府は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、両国間の国境で不要不急の往来を21日から禁止すると発表した。観光や娯楽が目的の出入国が規制対象で、モノの貿易は認める。米国とカナダの国境でも同様の規制が同時に始まる。米国の南北国境で往来が制限され、経済への影響が一段と広がりそうだ。

まず30日間実施し、延長するか決める。通勤や、モノを運ぶトラックの通行は認める。航空便での往来は現時点では規制の対象外だ。米政府は中米諸国からの不法移民が国境を越えて入国した場合、母国に速やかに送還すると表明した。

米国とカナダも、21日から30日間の予定で国境規制を始めると正式に発表した。両国間でも観光や娯楽が規制対象で、モノの貿易は続ける。

米商務省の2018年統計によると、米国への訪問者はカナダが2148万人と最も多い。次いでメキシコが1852万人に上る。両国合わせて訪問者全体の半分を占める。国境周辺は経済が一体化しており、レストランや娯楽施設、観光地などが打撃を受けそうだ。

米国は中国とイラン、欧州に過去14日以内の滞在歴がある外国人の入国を禁じている。カナダとメキシコからの入国も減らすことで感染拡大を抑える。米国人の出国を巡っては、国務省が19日、帰国できなくなる恐れがあるとして全世界への渡航中止を勧告した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]