スペイン、新型コロナの死者1千人 マドリードで増加

2020/3/21 0:48
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【パリ=白石透冴】スペインでの新型コロナウイルスによる死者が20日、1千人を超えた。欧州では4千人以上の犠牲者が出ているイタリアに次ぐ数字で、首都マドリードなどで感染の報告が増え続けている。一方、感染者数が1万を超えたフランスでは、政府が国外の国民13万人の帰国に尽力する考えを示した。

19日、バルセロナの空港を消毒するスペイン軍の作業員=ロイター

スペインメディアによると、20日時点での死者数は1002人で、感染者は約2万人となった。世界の死者数の1割弱を占める。スペインでの致死率は5%で、中国の4%よりは高いがイタリアの8%を下回る。

スペインの保健当局の担当者は20日「コミュニティー単位での感染拡大が起きている恐れがある。実際の感染者数は報告よりおそらく多い」と語った。同国は外出制限令を出して拡大に歯止めをかけようとしている。

フランスでは400人以上の死亡が確認され、さらに増えると懸念されている。17日に外出制限を始めたが、指示を守らず外出する市民が一部おり、効果の程度はまだ分かっていない。

ルドリアン仏外相は20日、国外に居住、または旅行中だった自国民について「基本的に戻ってきてほしいと思っている。辛抱強く待ってほしい」と語った。

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