通貨スワップ協定「様々な国と締結努力」 韓国経済副首相

2020/3/20 18:16
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【ソウル=細川幸太郎】韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政相は20日、日本との通貨交換(スワップ)協定について「追加で様々な国と協定締結に努力する」と語った。海外メディアとの懇談会で、日本との交渉状況を問われて回答した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、韓国銀行(中央銀行)は19日に米連邦準備理事会(FRB)と通貨交換協定を結んだ。

20日、記者会見する洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政相

洪副首相は日韓通貨協定について問われ、「通貨交換協定は為替市場の安定に大きく寄与するため、様々な国と通貨スワップを通じて安定網を構築する」と発言。「追加的に協定締結できるのであれば努力をしなければならない」と語った。

韓国銀の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁も20日、記者団に対して「為替の安全弁として重要。日本との通貨交換協定も意味がある」と発言した。足元では新型コロナウイルスの感染拡大で安全通貨への逃避姿勢が強まり、韓国ウォンは米ドルに対して昨年末比で一時10%超下落していた。

日韓の通貨協定を巡っては、竹島(韓国名で独島)の領土問題などで両国関係が悪化した影響で2013年7月に終了。再締結に向けて両国政府が交渉を続けてきたものの、現時点で再締結の見通しは立っていない。

韓国は1997年のアジア通貨危機の際に、資金流出が止まらず国際通貨基金(IMF)に緊急支援を要請した経緯がある。足元で韓国の外貨準備高は2月末時点で4091億ドル(約45兆円)と世界9位の水準で貿易黒字を継続しているため、韓国内では「97年のような通貨危機は起こりにくい」との認識が強い。

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