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東京五輪の聖火、日本に到着 宮城・東松島で式典

(更新)
日本に到着した聖火を、聖火皿に点火する野村忠宏さん(右)と吉田沙保里さん(20日、宮城県東松島市)

2020年東京五輪でともされる聖火が20日午前、航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)に到着した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、到着式は無観客とするなど規模を大幅に縮小して行われた。聖火は東日本大震災で被災した宮城、岩手、福島の3県で展示され、26日には福島県から約4カ月間に及ぶリレーがスタートする。

特別輸送機「TOKYO2020号」で運ばれる東京五輪の聖火(大会組織委提供)=共同

聖火を乗せた特別輸送機は午前9時半すぎ、同基地の滑走路に着陸。式典は同11時20分に始まり、ともに五輪を三連覇した女子レスリングの吉田沙保里さんと男子柔道の野村忠宏さんが聖火をともしたランタンを受け取り、大会組織委員会の森喜朗会長に手渡した。

式典で森会長は「56年ぶりに聖火が東京に向かう聖火リレーが多くの人々にとって希望の道を照らし出すことを望む。東京五輪の開催に向け、安全・安心な大会準備に全力で取り組む」とあいさつした。

その後、吉田さんと野村さんが舞台上の聖火皿にトーチで点火。強風のなか、同基地所属のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が基地上空で、カラースモークを出して五輪マークや直線的なラインを描く展示飛行を行って聖火到着を祝った。

到着式では地元の子どもたち約200人が聖火を出迎える予定だったが、新型ウイルスの感染拡大を避けるために取りやめ、組織委などの関係者のみの出席とした。

聖火は同日午後、展示のため宮城県石巻市の「石巻南浜津波復興祈念公園」に移される。25日まで被災3県を2日ずつ巡り、「復興の火」として一般向けに展示された後、26日にサッカー施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)で聖火リレーの出発式を開催。121日間かけて47都道府県の859市区町村を通過するリレーでは、約1万人がランナーを務める予定だ。

聖火は12日に古代オリンピック発祥の地とされるギリシャ・オリンピアで太陽光を集めて採火された。欧州でも新型ウイルスの感染が急速に広がっており、採火式は無観客で実施されたほか、同国内での聖火リレーも途中で打ち切りに。首都アテネで日本側に聖火を引き渡す19日の引き継ぎ式についても、組織委は森会長や吉田さん、野村さんらの派遣を見送った。

26日からのリレーでも出発式は一般客の入場・観覧を中止した。4月1日までは各日に最終地点で開く到着式「セレブレーション」も無観客とし、沿道やセレモニー会場で計画されていた催しも原則取りやめとなった。

沿道での応援は体調の悪い人には控えてもらい、それ以外の人も密集しないよう求めている。著名人が走る区間などでは多くの人出が見込まれるが、過度に密集した場合は、ランナーの交代や切り上げなども検討する。

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