NYダウ反発、2万ドル回復 大型ハイテク株がけん引

2020/3/20 5:06 (2020/3/20 5:54更新)
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【NQNニューヨーク=川内資子】19日の米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均は前日比188ドル27セント(0.9%)高の2万0087ドル19セントと、2万ドル台を回復した。前日に3年1カ月ぶりの安値を付けた後で、値ごろ感からの買いが大型ハイテク株を中心に入った。世界の中央銀行が相次ぎ金融緩和に動いたのも支えとなった。ただ、新型コロナウイルスによる景気懸念から売りが膨らむ場面もあり、不安定な動きが続いた。

前日比の騰落幅が1000ドル未満となるのは9営業日ぶり。米連邦準備理事会(FRB)は18日夜にMMF(マネー・マーケット・ファンド)向けに資金供給を始めると発表し、同日夕には欧州中央銀行(ECB)が緊急の資産購入を決めた。19日には英イングランド銀行も緊急利下げと資産購入の再開を発表。世界の中銀による矢継ぎ早の金融緩和が相場を支えた。

大型ハイテク株が堅調だった。交流サイト(SNS)のフェイスブックが4%上げ、ソフトウエアのマイクロソフトも買われた。足元で株価下落がきつかった外食のマクドナルドや金融のゴールドマン・サックスなども買い直された。

前日に18年ぶりの安値を付けていたニューヨーク原油先物相場が大きく反発した。シェブロンなど石油関連株の買い直しを誘った。ダウ平均の上げ幅は午後に一時543ドルに達した。

朝方は低調な米経済指標を嫌気した売りが先行し、ダウ平均は一時721ドル安まで下げた。フィラデルフィア連銀が発表した3月の製造業景況指数はマイナス12.7と前月(プラス36.7)から急低下し、市場予想も下回った。週間の新規失業保険申請件数は前週末比7万件の大幅増となった。新型コロナのまん延が経済を下押しするとの警戒感が強まった。

ナスダック総合株価指数は同160.734ポイント(2.3%)高の7150.578で終えた。

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