世界取引所連盟「市場開け続けるべき」、コロナ感染拡大

2020/3/20 4:52
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【ロンドン=篠崎健太】世界各国の証券取引所でつくる世界取引所連盟(WFE、本部ロンドン)は19日、新型コロナウイルスによる金融市場の動揺を受け「価格形成や流動性へのアクセスを守るために市場は通常通り開き続け、取引時間も維持することが重要だ」との声明を出した。マーケットには資金調達やリスク管理を担う役割があるとし、新型コロナに屈せず取引を継続させる立場を示した。

ニューヨーク証取はトレーディングフロアを一時閉鎖する(19日、ニューヨーク)=ロイター

新型コロナの感染拡大対策として、米ニューヨーク証券取引所や英ロンドン金属取引所(LME)は23日から、ブローカーによる対面取引を停止する。フィリピン証取は政府の外出禁止措置で、17~18日に取引自体の中止を余儀なくされた。

WFEは運営を継続させるための各取引所の取り組みが重要だと指摘した。感染対策で当局が外出禁止や都市の封鎖といった措置を取る場合も、市場の運営維持に欠かせない職員については除外されるべきだと訴えた。

ナンディニ・スクマー最高経営責任者(CEO)は「危機時は平時以上に金融機能が重要だ」と指摘した。「市場を閉鎖する利点は考えられない」として、当局とも連携して取引継続を確保していく方針を示した。

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