フィラデルフィア製造業景況感 7年8カ月ぶり低水準

2020/3/19 23:52
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米フィラデルフィア連銀地区の製造業景況感は新型コロナの影響で急落した(米ペンシルベニア州の製鉄所)=ロイター

米フィラデルフィア連銀地区の製造業景況感は新型コロナの影響で急落した(米ペンシルベニア州の製鉄所)=ロイター

【ワシントン=長沼亜紀】米フィラデルフィア連邦準備銀行が19日発表した3月の製造業景況指数は、前月から49.4ポイント低下のマイナス12.7となった。3年ぶりの高水準となった前月から一転し、2012年7月以来、7年8カ月ぶりの低水準に急落した。新型コロナウイルスの感染拡大が製造業に深刻な打撃をもたらしていることを示唆した。

同調査は管轄地区内の約120の製造業者が対象。前の月より景況感が「悪化した」との回答の比率が「改善した」との回答比率を上回るとマイナスになる。3月の結果は、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(9.0程度)を大幅に下回った。

個別項目は「新規受注」がマイナス15.5で49.1ポイントと大きく低下し、需要の落ち込みを示した。「出荷」はプラス0.2で25ポイント低下し、「雇用者数」もプラス4.1で5.7ポイント低下した。「今後6カ月の見通し」は35.2で10.2ポイント低下した。

製造業は、米中貿易摩擦に加え、新型コロナの世界的な感染拡大で供給網の混乱や需要の急減に直面している。回答は3月9~16日に回収されており、企業の現状を的確に反映しているとみられる。

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