北京着の一部路線、周辺空港経由に 検疫の混雑緩和へ

2020/3/19 21:57
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【北京=多部田俊輔】中国の航空当局などは19日、北京の首都空港に到着する一部の国際路線について、周辺の空港に到着させて入国や検疫などの手続きを行うと発表した。検疫などで問題がなければ、搭乗してきた航空機に戻って北京に入る仕組み。中国の航空会社の路線が対象で、新型コロナウイルスの感染者が入るのを防ぐために検疫を強化した北京の空港の混雑緩和が狙い。

中国の海南航空も北京着の一部路線は周辺の空港を経由することになった(1月、北京市)

対象は4路線で、日本の路線も含まれる。中国国際航空(CA)が成田と北京を結ぶCA926便で、20日から22日まで内モンゴル自治区のフフホト空港に一時的に到着する。CAや海南航空が運航するモスクワ、パリ、カナダのトロントと北京を結ぶ路線も対象となった。

新型コロナの世界的な感染拡大に伴って、海外から北京に入る旅客に患者が相次いでいる。北京市当局は16日から空港での検疫を強化するとともに、海外からの旅客を当局が指定する施設などに14日間隔離する措置を実施している。

中国のSNSなどによると、海外に住む中国人の駐在員や留学生に加え、中国で新型コロナの感染が拡大した時期に一時的に海外に渡航していた中国人の多くが北京に戻ってきたもよう。空港で入国や検疫などの手続きに数時間かかる問題が起きていた。

関係者によると、航空当局などは当初、海外の航空会社も含めて北京に着陸する便を周辺の空港にいったん降ろすことを検討したとされる。しかし、海外の航空会社では対応が難しいことから、当面は中国の航空会社の国際路線を対象にするとみられる。

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