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IPO中止7社に、年間で最高更新 アイキューブドも発表

新型コロナウイルスの感染が広まり新規株式公開(IPO)市場が混乱している。ソフト開発のアイキューブドシステムズ(福岡市)は19日、4月に予定していた上場を中止すると発表した。2020年の中止は7件となり、年間ではデータがある04年以降の最高を更新した。IPOで投資回収を計画していたベンチャーキャピタル(VC)にも影響しそうだ。

東証によると、IPOの中止はこれまで18年の5件が最多だった。

アイキューブド社は4月7日に東証マザーズへの上場を予定していた。中止について「最近の株式市場の動向を考慮した」と説明する。アイキューブドはIPO時の公募が10万株に対して、既存株主による売り出しが68万株と多かった。売り出しの半分はVC関連とみられる。18日までに上場中止した6社のうち3社は売り出し株数が公募株数を上回るか、公募を予定していなかった。

また19日には、4月上旬にマザーズへ上場するコマースOneホールディングスとステムセル研究所も、この日に予定していた公開価格の仮条件決定をそれぞれ23日、24日に延期すると発表した。

ここ数年はIPOが年間に90社前後と高水準だった。潤沢な資金を持つVCなどが未上場企業に出資して成長させた後に、IPOに伴う売り出しで資金を回収。別の企業に投資するサイクルがIPO市場を支えていた。IPO支援会社、ラルクの鈴木博司社長は「コロナ問題によってVCに資金を出す機関投資家も業績が悪化しそう。長期化するとベンチャー投資が滞る恐れがある」と指摘する。

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