韓国株、10年8カ月ぶり安値 新型コロナ収束見えず

2020/3/19 18:52
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【ソウル=細川幸太郎】19日の韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)終値は前日比133.56ポイント(8.4%)安の1457.64と、10年8カ月ぶりの安値を付けた。取引時間中に8%超下落し、すべての株式売買を一時中断する措置(サーキットブレーカー)が発動された。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う市場の混乱は収束する兆しが見えない。

韓国株は10年ぶりの安値圏に(韓国国民銀行ディーリングルーム)=ロイター

同日の日経平均株価は1.0%安にとどまったのに対してKOSPIは8.4%安と大きく下げた。韓国金融当局は16日から空売り規制を導入し急激な値動きをけん制したものの、海外勢を中心とした売り圧力が膨らんだ。売買停止措置が発動したのは13日に次いで今年2度目だ。

業種別では証券(14.6%)や化学(11.5%)、銀行(9.8%)の下落幅が大きかった。主要銘柄も軒並み下落し、サムスン電子は5.8%安、SKハイニックスは5.6%安、現代自動車は10.3%安で引けるなどほぼ全面安の展開となった。特に外国人投資家のリスクオフ姿勢が強まっており、不安定な値動きは当面続く見通しだ。

足元でKOSPIが2月末と比べて27%も下落していることを受け、韓国政府は19日に「第1回非常経済会議」を開催した。新たに「証券市場安定基金」を設立して期限付きで運用すると発表した。具体的な基金の規模や運用方針などは翌週に開く第2回会議で決める予定という。

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