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豊田自工会会長、新型コロナ「生産、販売で大きな影響」

日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は19日、東京都内で開いた定例記者会見で新型コロナウイルスの世界的な大流行で「(自動車の)生産、販売面に大きな影響が出ている」と述べた。そのうえで中国や日本の販売が減少傾向で「需給調整が始まった段階」と指摘。先行きについては「まだ読めない。長く続かないことを祈っている」とした。

記者会見する日本自動車工業会の豊田章男会長(19日、東京都港区)

今回の感染症拡大で、トヨタなどの生産休止は欧米にまで広がった。豊田会長は「米ビッグスリーに追随する形で日欧のメーカーも決断した。各社が安全第一で進めており、早め早めに対応していくしかない」と述べた。

自工会は経済産業省などと「新型コロナウイルス対策検討自動車協議会」を2月に立ち上げた。サプライチェーン(供給網)への影響などの課題について豊田会長は「意見交換をしている。現場の声も吸い上げている」と述べた。

20年の春季労使交渉については「着実に賃上げは継続している。一律のベア一辺倒から総額重視の姿勢となり、頑張る人への投資が見られた」と評価した。新型コロナ対策で在宅勤務などテレワークなどが広がっていることを踏まえ「働き方改革を待ったなしで実行しなければならない」と改めて強調した。

自工会が例年、同時期に発表している次年度の国内新車販売台数見通しは、新型コロナの影響が読み切れないため公表を見合わせることにした。

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