FRB、MMFにも資金供給 企業支援へ緊急措置連発

2020/3/19 12:53
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FRBのパウエル議長=AP

FRBのパウエル議長=AP

【ワシントン=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)は18日深夜(日本時間19日昼)、安全性の高い債券で主に資金を運用するMMF(マネー・マーケット・ファンド)向けに、緊急の資金供給に乗り出すと発表した。MMFは企業が短期資金を調達するコマーシャルペーパー(CP)の主要な買い手だ。追加の資金支援に乗り出すことで、CP市場と企業の資金繰りを支える狙いだ。

新型コロナウイルスの感染拡大で企業は手元資金を急いで積み上げており、金融環境は逼迫している。FRBは企業金融を支援するため、17日にCPを直接買い入れる緊急措置を決めたばかりだ。ただ、同日のCP市場ではAA格(非金融)の3カ月物金利が前日に比べ0.3%も上昇するなど資金の逼迫は収まらず、18日23時30分という極めて異例の時間に追加措置を決めた。

MMFは顧客からの解約に備えて手持ちのCPの売却を進めており、FRBがMMFにも資金供給してCP市場の資金の逼迫を解消したい考えだ。FRBは2008年の金融危機の直後にもMMFに資金供給する緊急措置を発動したことがある。

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