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イラク 元知事を新首相候補に指名、組閣作業なお混乱も

【ドバイ=飛田雅則】イラクのサレハ大統領は17日、新たな首相候補に国会議員のアドナン・ズルフィ元ナジャフ州知事を指名し、組閣を要請した。ズルフィ氏は30日以内の組閣を目指すが、同氏の指名に反対する声が一部の政党から出ている。別の首相候補が政党間の調整が付かず組閣に失敗したばかりで、政権発足は難航が予想される。

ズルフィ氏はイラクで多数派のイスラム教シーア派だが宗教色が薄い世俗派に近いとされる。2003年までのフセイン元大統領の政権下では圧政を嫌い、米国に逃れていたという。イラク戦争でフセイン政権が崩壊すると、米統治下で中部ナジャフ州の知事に就任した。18年にはアバディ元首相が率いる政党連合から国会議員に当選した。

イラクでは19年10月以降、高い失業率や汚職などに抗議する市民による反政府デモが広がり、当時のアブドルマハディ首相は引責辞任した。

その後、アラウィ元通信相が首相候補に指名されたが、閣僚ポストなどを巡る政党間の調整がつかず、組閣を断念した。

イラクの政界に対してはシーア派法学者が主導するイランと、米国がそれぞれ影響力を競う。これがイラク政局の安定しない一因だとされる。

イラク領内には、いずれも過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を名目にイラン革命防衛隊、米軍の将兵が駐留。革命防衛隊は親イランのシーア派武装組織を複数、支援しているとみられる。

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