麻生財務相、消費税減税に否定的 現金給付にも慎重
麻生太郎財務相は新型コロナウイルスの経済への打撃を抑えるための緊急経済対策で現金給付の案が浮上していることについて「財務省内では検討していない。自分が首相の時も現金給付をしたが、あまり効果はなかった」として、慎重な考えを示した。19日の閣議後の記者会見で述べた。
与党内から消費税の減税を求める声も出ていることについて麻生氏は「今の段階で消費税について考えている訳ではない」と話したが、消費税以外の税目で減税措置を検討すること自体は否定しなかった。
政府・与党は4月にも緊急経済対策をまとめる予定で、子育て世代への現金給付や中小企業の資金繰り対策に重点が置かれる見通しだ。