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東京五輪延期 写真で振り返る開催決定からの歩み

2020/3/25 2:00
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IOC総会で2020年五輪の開催都市を東京と発表するロゲ会長(2013年9月7日、ブエノスアイレス)=AP

IOC総会で2020年五輪の開催都市を東京と発表するロゲ会長(2013年9月7日、ブエノスアイレス)=AP

 安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が夏の東京五輪・パラリンピックを1年程度延期することで合意した。2013年9月の開催決定から現在に至る動きを写真で振り返る。

■東京開催決定

「トウキョー」。13年9月7日(日本時間8日)、国際オリンピック委員会(IOC)総会でジャック・ロゲ会長が読み上げ、1964年以来56年ぶりの東京での夏季五輪開催が決まった。

五輪の東京開催が決まり、大喜びするフェンシングのロンドン・北京大会銀メダリストの太田雄貴選手(右)ら(2013年9月、ブエノスアイレス)=AP

五輪の東京開催が決まり、大喜びするフェンシングのロンドン・北京大会銀メダリストの太田雄貴選手(右)ら(2013年9月、ブエノスアイレス)=AP

■国立「白紙」 デザイン案変更し再選定

15年7月17日、安倍晋三首相は膨らんだ整備費に批判が集まったメイン会場・国立競技場の建設計画見直しを正式表明した。12月22日にはメイン会場となる国立競技場の新たなデザインに建築家、隈研吾氏が手掛けた「木と緑のスタジアム」が選定された。

国立競技場の選定結果についての記者会見を終え手を重ねる、デザインを手掛けた建築家の隈研吾氏(右)ら(2015年12月22日、東京都港区)=浅原敬一郎撮影

国立競技場の選定結果についての記者会見を終え手を重ねる、デザインを手掛けた建築家の隈研吾氏(右)ら(2015年12月22日、東京都港区)=浅原敬一郎撮影

■公式エンブレム撤回 「市松」に変更

15年9月1日、大会組織委員会は五輪の公式エンブレムの使用を中止し新たなデザインを再公募することを決めた。16年4月25日には公式エンブレムに市松模様をモチーフにした「組市松紋」の採用が決まった。

公式エンブレムが使用中止になり、はがされる東京五輪・パラリンピックのポスター(2015年9月1日、都庁)=高木雄一郎撮影

公式エンブレムが使用中止になり、はがされる東京五輪・パラリンピックのポスター(2015年9月1日、都庁)=高木雄一郎撮影

公式エンブレムに決まった「組市松紋」。日本の伝統色である藍色で表現した(2016年4月、東京都港区)=玉井良幸撮影

公式エンブレムに決まった「組市松紋」。日本の伝統色である藍色で表現した(2016年4月、東京都港区)=玉井良幸撮影

■リオから引き継ぎ

16年8月21日(日本時間22日)、リオデジャネイロ五輪閉会式で引き継ぎ式が行われた。東京都の小池百合子知事が国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から五輪旗を受け取った。

IOCのバッハ会長(左)から引き継いだ五輪旗を持つ、東京都の小池百合子知事(2016年8月、リオデジャネイロ)=柏原敬樹撮影

IOCのバッハ会長(左)から引き継いだ五輪旗を持つ、東京都の小池百合子知事(2016年8月、リオデジャネイロ)=柏原敬樹撮影

■大会マスコットのデザイン決定

18年2月28日、大会マスコットのデザインが決まった。大会エンブレムの市松模様をあしらった案で、最終候補3作品の中から全国の小学生らのクラス単位の投票で選出した。

児童の前で発表された、公式マスコットの「ミライトワ」(左)と「ソメイティ」(2018年2月、東京都品川区)=小幡真帆撮影

児童の前で発表された、公式マスコットの「ミライトワ」(左)と「ソメイティ」(2018年2月、東京都品川区)=小幡真帆撮影

■1年前イベントでメダルお披露目

19年7月24日、大会組織委員会は選手に授与する金銀銅のメダルを公表した。市松模様の大会エンブレムを立体的なリングが囲むデザイン。輝きをテーマに、リングに渦状の切り込みを入れて光を反射しやすくした。

■首都高で大規模規制実験

19年7月24日、本番での都心部の混雑緩和に向けた大がかりな交通規制実験が行われた。競技会場への主要ルートとなる首都高速道路では30カ所を超す入り口を閉鎖するなど、交通規制の試行としては過去にない規模となった。

交通規制実験のため閉鎖された首都高の神田橋入口(2019年7月24日、東京都千代田区)

交通規制実験のため閉鎖された首都高の神田橋入口(2019年7月24日、東京都千代田区)

■マラソン札幌開催決定

19年11月1日、東京都と国際オリンピック委員会(IOC)、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会、政府によるトップ級協議が開かれ、五輪のマラソン・競歩の開催地を東京から札幌に変更することを決めた。

4者協議の前に、言葉を交わすIOCのジョン・コーツ調整委員長(左)と東京都の小池百合子知事(2019年11月1日)

4者協議の前に、言葉を交わすIOCのジョン・コーツ調整委員長(左)と東京都の小池百合子知事(2019年11月1日)

■国立競技場が竣工

19年12月15日、メーン会場となる国立競技場(東京・新宿)で竣工式が開かれた。当初案の白紙撤回を経て、36カ月の工事を終えて誕生。21日のオープニングイベントには陸上男子100メートルと200メートルの世界記録保持者のウサイン・ボルトさんらが駆けつけた。

メイン会場となる国立競技場(2019年12月、東京都新宿区)=山本博文撮影

メイン会場となる国立競技場(2019年12月、東京都新宿区)=山本博文撮影

国立競技場のオープニングイベント。リレーを走り終えた後、握手するウサイン・ボルトさん(左)と桐生祥秀選手(2019年12月)=JSC提供・共同

国立競技場のオープニングイベント。リレーを走り終えた後、握手するウサイン・ボルトさん(左)と桐生祥秀選手(2019年12月)=JSC提供・共同

■公式ユニホームを発表

20年1月23日、公式ユニホームが公開された。「ニッポンを纏(まと)う」をコンセプトに、日の丸をイメージさせる赤白と日本古来の柄などを組み合わせたデザイン。開会式などで選手団が着用する。

開会式用のユニホームを発表する競泳の瀬戸大也選手(左から3人目)ら(1月、東京都千代田区)=淡嶋健人撮影

開会式用のユニホームを発表する競泳の瀬戸大也選手(左から3人目)ら(1月、東京都千代田区)=淡嶋健人撮影

■新型コロナ猛威、予選やテスト大会の中止相次ぐ

新型コロナウイルスが世界中で流行。予選が中止となったりテスト大会が選手なしで行われたりと、スケジュールを大きく狂わせる。

20年3月6日、スポーツクライミングの五輪テスト大会が選手なしで行われた。大会運営スタッフが選手の代わりに壁を上り、タイムを表示する機器が正常に作動するかや入退場時の動線などを入念にチェックした。

スポーツクライミングのテスト大会で競技進行を確認するマスク姿のスタッフたち(3月6日、東京都江東区の青海アーバンスポーツパーク)=小幡真帆撮影

スポーツクライミングのテスト大会で競技進行を確認するマスク姿のスタッフたち(3月6日、東京都江東区の青海アーバンスポーツパーク)=小幡真帆撮影

■無観客のなかギリシャで採火式

20年3月12日、聖火の採火式が古代五輪発祥の地とされるギリシャのオリンピアで開かれた。新型コロナウイルスの影響で無観客に。同国内で始まった聖火リレーは2日目の13日に中止となった。

ギリシャのオリンピア遺跡で行われた東京五輪の聖火採火式。新型コロナウイルスの影響で無観客での開催となった(3月12日)=共同

ギリシャのオリンピア遺跡で行われた東京五輪の聖火採火式。新型コロナウイルスの影響で無観客での開催となった(3月12日)=共同

聖火を引き継ぐアテネ五輪マラソン女子金メダリストの野口みずきさん(左)。この翌日に聖火リレーは中止となった(3月12日、ギリシャ・オリンピア)=共同

聖火を引き継ぐアテネ五輪マラソン女子金メダリストの野口みずきさん(左)。この翌日に聖火リレーは中止となった(3月12日、ギリシャ・オリンピア)=共同

■聖火が日本に到着

20年3月20日、聖火が航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)に到着した。新型コロナウイルスの影響で式典は無観客で実施。「ブルーインパルス」が旋回しながら展示飛行で五輪マークを描いた。

野村忠宏さんと吉田沙保里さんによって聖火皿に点火される、日本に到着した聖火(3月20日、宮城県東松島市)=浦田晃之介撮影

野村忠宏さんと吉田沙保里さんによって聖火皿に点火される、日本に到着した聖火(3月20日、宮城県東松島市)=浦田晃之介撮影

聖火到着式で披露された「ブルーインパルス」の展示飛行(3月20日、宮城県東松島市・魚眼レンズ使用)=浦田晃之介撮影

聖火到着式で披露された「ブルーインパルス」の展示飛行(3月20日、宮城県東松島市・魚眼レンズ使用)=浦田晃之介撮影

■1年程度延期を合意

20年3月24日、安倍晋三首相は国際オリンピック協会(IOC)のトーマス・バッハ会長と電話で協議し、東京五輪・パラリンピックを1年程度延期することで合意した。

IOCのバッハ会長との電話協議を終え、記者の質問に臨む安倍首相(3月24日、首相公邸)=森山有紗撮影

IOCのバッハ会長との電話協議を終え、記者の質問に臨む安倍首相(3月24日、首相公邸)=森山有紗撮影

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