中京テレビ、データ放送使い来店促進CM
中京テレビ(名古屋市)は17日、データ放送を使用した来店促進の企画CMを放送し、視聴データを利用したエリアマーケティングを実施すると発表した。ロート製薬、スギ薬局の協力を得て実施する。
データ放送と連動したロート製薬の企画CMを放送、2次元コードを使ってスマートフォンのクーポンページに誘導し、スギ薬局店舗への来店・購買を促す。
この企画CMでは、自動表示されるデータ放送において視聴者は抽選に参加でき、その結果に応じて割引率の異なる2種類のクーポンのいずれかが取得可能な2次元コードが表示される。クーポンは、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県のスギ薬局店舗で使用でき、ロート製薬の該当商品に対して割引が適用される。
視聴データを利用したエリアマーケティングは次のような仕組みで実施する。まず、データ放送においては、テレビ受像機に設定されている郵便番号を確認し、視聴エリアごとに異なる2次元コードを表示する。またインターネット接続されたテレビからは郵便番号ごとの視聴状況を視聴データとして取得する。これらを利用し、テレビ視聴エリアとクーポン使用エリアの関係分析、CM視聴エリア属性と店舗の関係分析などを実施する。
今回の企画CMは、22日から31日にかけて対象番組内において放送する。
(日経クロステック/日経ニューメディア 田中正晴)
[日経クロステック 2020年3月18日掲載]
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