新型コロナ感染、80%以上は欧州と西太平洋 WHO

2020/3/19 6:19
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【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)は18日、新型コロナウイルスの感染者について、80%以上が欧州と西太平洋に集中していると発表した。世界の累計の感染者数は20万人を突破し、8000人以上が死亡した。特に欧州の深刻さが増している。テドロス事務局長は、各国に感染が疑わしい人の検査や患者の隔離などを徹底するよう改めて求めた。

イタリアでは医療関係者が不足している(北部ブレシアの病院)=AP

欧州ではイタリアの感染者数が約3万6千人と、中国に次いで多い。感染者のうち死亡した人の割合を示す致死率で、イタリアは8%を超え、中国国内(3.8%)を大きく上回る。

WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏は18日の記者会見で、イタリアの致死率が高い理由について、高齢者比率の高さや流行が早く始まったことなどを挙げた。感染の中心である伊北部では患者が押し寄せ、集中治療用の病床が不足している病院も多い。ライアン氏は厳しい状況でも「多くの命を救っていること自体が奇跡だ」と現場の医師や看護師を称賛した。

一方、新型コロナは医療インフラが脆弱とみられるアフリカの途上国にもじわりと広がり始めた。まだ、感染者数は少ないが、テドロス氏は「おそらく検出や報告されていないケースがあるだろう」と指摘。「最悪の事態に備える必要がある」として早めに対策を講じるよう訴えた。

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