東電、洋上風力で世界最大手と新会社 銚子沖事業推進

東京電力ホールディングスは18日、千葉県銚子沖で事業化を目指す洋上風力発電計画の実現に向け、同発電分野で世界最大手のオーステッド(デンマーク)と共同出資会社を設立したと発表した。両社がノウハウを持ち寄り、発電所の建設に向けた準備などを円滑に進めるねらい。
新会社は銚子洋上ウインドファーム(東京・千代田)。東電が51%、オーステッド子会社が49%を出資した。
東電は銚子沖で最大出力約37万キロワットの洋上風力発電プラントを2024年度以降に稼働させる方向で検討している。新会社は、海域の利用を巡って国が計画する公募に向けた準備を行う。事業者に決まればプラントの建設や運営などを担う。
オーステッドは世界で500万キロワット以上の洋上風力設備を運営。東電は19年1月に洋上風力でオーステッドと提携しており、新会社を通じて事業の推進を加速させる。