九州圏2月輸入額、中国43.5%減 コロナ影響で急減

2020/3/18 18:14
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門司税関が18日発表した2月の九州経済圏(九州7県と山口・沖縄県)の貿易統計で、中国からの輸入額は前年同月比43.5%減の431億円と落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大で中国での生産や物流が滞り、減少率は1987年3月以来の大きさだった。中国からの自動車部品が51.4%減の26億円に急減するなど、アジアと密接な地域経済の特性が表れた。

中国からの輸入では、家具(51.7%減)や衣類(64.5%減)、有機化合物(57.1%減)も落ち込みが目立った。

輸入額全体は9.0%減の4627億円で、11カ月連続で前年割れとなった。液化天然ガス(LNG)や石炭が低調だった。

全体の輸出額は3.0%減の6726億円と7カ月連続マイナス。「(新型コロナの影響で荷役作業が遅れた)中国上海の港湾で日本から荷物を受け入れられない状況もあった」(同税関)。

品目別では自動車が8.1%減の1645億円と2カ月ぶりのマイナスに転じ、米国や欧州連合(EU)向けが振るわなかった。日産自動車九州(福岡県苅田町)に近い苅田港が12.6%減った。一方、博多港は23.7%増。ただ、博多港からの自動車輸出は3月に入って減速しているという。

ほかに、半導体などの電子部品(28.1%増)が5カ月連続のプラス。半導体等製造装置(21.2%増)は、主要半導体メーカーが多くある韓国向けが25カ月ぶりのプラスに転じた。IT(情報技術)関連に持ち直す動きもあったが、新型コロナの影響は欧米でも深刻になっている。門司税関は「3月分の統計では輸出面に影響が増す可能性がある」と指摘した。

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