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北海道の対中輸出41%減、新型コロナがホタテ直撃

中国や韓国で人気の高いホタテなどの海産物が落ち込んでいる

新型コロナウイルスの感染拡大が北海道からの輸出にも影を落とし始めている。函館税関が18日発表した2月の北海道外国貿易概況(速報)によると、輸出総額は前年同月比9%減の249億5500万円で、7カ月連続で前年同月を下回った。新型コロナの感染者数が最も多い中国本土向けの輸出額は30億2100万円で41%減った。

品目別にみると、魚介類・同調製品の輸出額は18%減の27億8500万円だった。中心となるアジア向け(24億5000万円)のうち、サケは3億9600万円で35%減、ホタテを含む甲殻類・軟体動物は5億8100万円で58%減だった。

北海道の輸出食材のうち、空輸される新鮮なホタテは中国や韓国などで人気が高い。新千歳空港で国際貨物を取り扱う札幌国際エアカーゴターミナル(千歳市)によると、2月に輸出した生のホタテは165トンで前年同月より82%減った。

荷物を運ぶ国際線の相次ぐ減便・運休や、新型ウイルス感染拡大による行動規制などで中国で消費が冷え込んでいるのも響いたとみられる。ホタテ以外を含む輸出貨物の総量も68%減り、372トンにとどまった。

函館税関は「北海道の貿易額全体への新型コロナの影響はそれほど大きくない」と説明する。JXTGエネルギーが室蘭市で石油関連製品の生産をやめ、19年度から物流拠点に転換したことで、鉱物性タール・粗製薬品と有機化合物の輸出額がともにゼロになるなど、他の要因による増減が大きいためだ。

ただ新型コロナ問題の終息が遅れれば、中国などを主要な輸出先や調達先とする事業者の経営には深手となりそうだ。

函館税関が同日発表した2月の輸入額は945億4100万円(18%減)、輸出から輸入を差し引いた貿易赤字は695億8600万円だった。

(伊藤政光)
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