横浜港の2月の貿易、中国からの輸入額半減 コロナで

2020/3/18 16:43
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横浜港の貿易が落ち込んでいる。横浜税関が18日発表した2月の貿易速報によると、横浜港における輸出入額は前年同月比14%減の8383億円と、2月単月では7年ぶりの低水準だった。新型コロナウイルスの震源地である中国で機械や衣類などの生産がストップし、同国からの輸入額が半減したことが響いた。

特に中国との貿易が減っている(横浜港)

中国からの輸入額は同53%減の420億円と、同月としては11年ぶりに低い水準だった。減少率は比較可能な1979年以降で最大。複合複写機など事務用機器や衣類品、非鉄金属などの輸入が大きく減少した。

横浜税関の浜野令三・調査部次長は「新型コロナウイルスの流行で中国でモノの生産が行われず、輸入額の減少として大きく表れた可能性がある」と指摘した。

横浜・川崎港のコンテナターミナル運営などを担う横浜川崎国際港湾(横浜市)の鹿島聖峰・運営部運営課長は「毎週来ていた中国からの貨物船が来なくなった」と明かす。「中国からの輸入が減ると(輸出品を入れる)空コンテナが不足し、円滑に輸出できないこともある」という。

輸出額は9%減の5385億円だった。減少は15カ月連続。中国向けのフラットパネルディスプレーの製造機械や金属加工機械などが減少した。

輸出額から輸入額を差し引いた金額は2387億円と、2カ月ぶりに黒字となった。

横浜港の貿易縮小が続けば、港湾事業者の業績悪化も懸念される。ある港湾関係者は「感染拡大が継続し、貿易がさらに落ち込めば、業務を継続できない事業者が出てくるかもしれない」と話す。

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