サムスン社長「コロナでスマホ市場萎縮」 株主総会で

2020/3/18 13:45
保存
共有
印刷
その他

サムスン電子の株主総会は感染症の影響もあり、前年比6割減の400人の株主が集まった(18日午前、韓国水原市)

サムスン電子の株主総会は感染症の影響もあり、前年比6割減の400人の株主が集まった(18日午前、韓国水原市)

【ソウル=細川幸太郎】韓国サムスン電子は18日、ソウル近郊の水原(スウォン)市で定時株主総会を開いた。スマートフォン事業トップの高東真(コ・ドンジン)社長は「新型コロナウイルスのため今年のスマホ市場は萎縮する」と語った。特に中国市場は「とても心が痛む状況」とし、「中国ブランドが作らないスマホでシェアを高めていく」と強調した。

午前9時に始まった株主総会は株主21人が質問に立ち、昨年と比べて1時間ほど短い2時間10分で終了した。今年はネット経由での事前投票を呼びかけたこともあり、参加株主数は前年比6割減の400人程度だった。

2019年12月期決算と取締役人事、役員報酬の3つの議事項目について可決した。実質トップの李在鎔(イ・ジェヨン)副会長は取締役を外れており、出席しなかった。李氏が贈賄罪に問われる裁判は継続中で、議長を務めた金奇南(キム・ギナム)副会長は「取締役会の責任経営を重視し、株主権限を強化する」と話した。

半導体部門トップの金氏は20年の半導体市況について「感染症の拡大で不確実性は続くものの、人工知能(AI)や5G通信の普及で半導体需要は拡大する」との見通しを示した。特に注力する半導体の受託生産については「最先端技術では台湾積体電路製造(TSMC)に決して劣らず、最近多くの顧客が我々を選んでくれる」と話した。

株主から日本の半導体材料の輸出管理厳格化についての質問も出た。高社長は「一時期サプライヤーの一部に問題が生じたのは事実だが、今は相当部分が解消されている」との認識を示した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]