新型コロナ、アフリカでも渡航制限 南アは非常事態宣言

2020/3/18 3:16
保存
共有
印刷
その他

【イスタンブール=木寺もも子】新型コロナウイルスの世界的流行で、アフリカ各国でも渡航制限や経済活動の縮小などの動きが広がってきた。「国家的災害事態」を宣言した南アフリカでは18日以降、欧米などからの渡航を制限する。アフリカ全体で確認された感染者数は400人程度と限定的だが、足元では急速に増えつつあり、影響が深刻化する恐れがある。

市場でマスクを着用する人々(17日、ルワンダ・キガリ)=ロイター

南アフリカは15日、18日から米国のほか、欧州、アジアで感染者数の多い国からの外国人の渡航を禁止すると発表した。日本は含まれていない。全土で学校を閉鎖し、100人以上が集まるイベント開催も禁止する。16日までに確認された感染者数は62人にのぼる。

南アはすでに2四半期連続でマイナス成長を記録し、景気後退入りしている。2020年の成長率も1%を下回る見通しで、新型コロナウイルスを巡る経済活動の縮小は経済にさらなる打撃となりそうだ。ラマポーザ大統領は、影響が「長期化する可能性がある」と述べた。

ケニアは15日、感染が確認された国からの外国人の渡航を30日間にわたって原則禁止すると発表した。エジプトは19日から31日まで全航空便の運航を停止する。スーダンは16日、すべての空港と港湾、陸上の国境を閉鎖したと発表した。

世界保健機関(WHO)によると、アフリカ全体の感染者数は17日までで400人強にとどまる。だが、新規に確認された感染は14~16日だけで200人以上と足元で急増している。医療体制が整っていない国も多く、感染の拡大や重症化が懸念される。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]