効率的なニシキゴイ輸出の実験 新潟県の試験場など

2020/3/17 18:56
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新潟県内水面水産試験場(長岡市)は17日、ニシキゴイの効率的な輸出方法を目指し実証実験を始めた。コイの状態悪化を招く水中の二酸化炭素(CO2)の量を抑え、同じ水量でどれだけ数多く運べるかを探る。ニシキゴイは海外で観賞用として人気が高く輸出が増えている。

17日午前、実証実験のためニシキゴイを梱包した(錦鯉新潟ダイレクト)

輸送コストは重さに比例する。実証実験には生産や販売、輸出を手掛ける錦鯉新潟ダイレクト(長岡市)が参加。17日午前に梱包し、欧州への一般的な輸送ルートに当たるアムステルダム空港に向けて発送した。ベルギーの販売業者の手元に届くまでの約40時間に、コイの状態や水質がどう変化したかを調べる。

輸送条件は4種類設定。水を15リットル入れ、CO2吸着剤を貼り付けたビニール袋にコイを複数入れたものが基本。同じコイの重量で水に麻酔剤を溶かし活動量を抑え、CO2排出量を減らすようにしたビニール袋、その他運ぶコイの重量をそれぞれ2割、5割増やしたビニール袋を用意した。

実験では現地の販売業者にコイが到着したとき、それぞれの条件によってどのような健康状態だったかを報告してもらう。このほか、輸送時の水温や水質の変化についても調べる。

2018年度にも輸送時のビニール袋の中の環境変化を調査し、コイの健康状態悪化には水中のCO2ガス増加が大きく影響することを確認している。

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