詰め替え容器がボトルに変身 花王、プラ使用削減

2020/3/17 15:40
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花王は17日、詰め替え用のシャンプーやコンディショナーを差し込むことで本体のように使用できるようになるホルダーを4月11日から店頭で販売すると発表した。詰め替え用はプラスチックの使用量を減らせる一方、液体を残さず移す難しさがあるなど課題もある。詰め替え用を本体のように使えるようにし、環境負荷が低い商品の普及を目指す。

詰め替えの煩わしさをなくす

花王は2016年に、新たな詰め替え容器を用いたシャンプーやコンディショナーを発売した。フィルム製のため、本体に比べてプラスチック使用量を8割削減できる。

日本石鹸洗剤工業会(東京・中央)によると、洗濯用液体洗剤の詰め替え用がこの10年で大幅に増えた一方、シャンプーは横ばいで推移する。新興メーカーの参入が相次ぎ種類が豊富なシャンプーは、色々な商品を試したい消費者が多いことも要因とみられる。

花王が今回店頭販売するのは、ポンプがついたホルダー。フィルム製の詰め替え容器を差し込み、ポンプを入れるだけで本体容器のように使用できるため、詰め替えの煩わしさがない。ホルダーは底が抜けたつくりになっており、浴室に置いてもぬめりが出ないのも特徴だ。17年に通販サイトで販売を始め、累計90万本ほどを売り上げた。想定価格は980円で、ドラッグストアなどで販売する。

花王はこのほか、シャンプーなどの商品に貼るプラスチック製の販売促進用シールを21年末までに全廃する目標を掲げるなどプラスチック使用量の削減を進めている。

プラスチックの削減や再利用は日用品メーカー各社が力を入れる。米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は回収した海洋プラスチックごみを台所用洗剤「JOY(ジョイ)」に使用している。ライオンは旭化成と組んでプラスチック容器の素材を再生して活用する技術開発を進めている。(川井洋平)

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