クボタ、基幹システム MSのクラウドに移管

2020/3/17 15:14
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デジタル技術で農作物の品質や収量向上につなげる

デジタル技術で農作物の品質や収量向上につなげる

クボタは17日、米マイクロソフト(MS)と提携したと発表した。MSが提供するクラウドサービス「アジュール」にクボタの基幹システムをグローバル規模で移管するほか、人工知能(AI)を活用して農機の開発や生産現場の変革につなげる。クボタが主戦場とする農業の世界でもデジタルシフトが進む中、クラウド大手のMSと組むことで競争力を高める。

すでに日本や北米ではアジュールの導入を始めており、欧州やアジアでも2020年以降に移管を開始する。これまでは各地域ごとに個別に設置・管理していた基幹システムを統合することで、農機や建機といったクボタが扱う製品の生産や販売の情報を一元的に管理する土台を作る。

また、クボタとMSは両社でプロジェクトチームを立ち上げる。例えば、工場の検査工程で製品の画像情報を取得してAIで不良の有無を見極める仕組みなどの構築を検討する。CAD(コンピューターによる設計)にAIを導入して開発の効率を高めるなどの業務改革も推進する。

農業では通信機能を備えたトラクターの作業状況をタブレット端末で確認するといったサービスが浸透しつつある。農家の経験や勘に頼らず、データの蓄積で農作物の品質や収量を向上させようとする取り組みだ。こうした技術の導入拡大のためには、情報を大量に蓄積するためのクラウドシステムの導入が欠かせない。クボタはMSと組むことでデジタルサービスの普及を進めたい考えだ。(杜師康佑)

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