IIJ、個人向け携帯通信に「eSIM」

2020/3/17 14:54
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インターネットイニシアティブ(IIJ)は17日、物理的なSIMカードを挿入せずに契約情報を遠隔から組み込める「eSIM」に対応した携帯通信サービスを始めると発表した。個人向けのデータ通信専用プランとして、月額150円(税別)から提供する。大手キャリアなどの音声通話付きプランと併用し、データ容量が必要な時に追加で使う副回線の需要を取り込む。

IIJは「eSIM」で副回線の需要を取り込む

格安スマホなどを扱う個人向け通信サービス「IIJmio」で、19日からeSIMに対応した「データプラン ゼロ」を始める。毎月1ギガ(ギガは10億)バイトのチャージ料は300円で、2ギガバイト以降は450円となる。米アップルの「iPhone」や米グーグルの「ピクセル4」など、SIMロックがかかっていない一部端末で使える。

eSIMは携帯電話サービスに必要な契約情報を入れるSIMカードを機器に直接組み込む形態だ。利用者が契約情報を簡単に管理できる利点がある。遠隔から電話番号などの契約内容が書き換えられ、あらゆるモノがネットにつながるIoT向けの活用も期待されている。17日記者会見したIIJの矢吹重雄・MVNO事業部長は「個人向けプランを増やしつつ、法人需要も開拓していきたい」と強調した。

IIJは2019年7月から、eSIMに対応した個人向け通信サービスを国内で初めて試験的に始めた。申し込み回線数は1万4000件を超え、このうち7割超が新規顧客という。正式サービスの開始に伴い、同社サイトを通じた直販に加え、ビックカメラコジマなど家電量販店でも扱う。(駿河翼)

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