「グリーン水素」をパイプライン供給 仏社創業者に聞く
科学記者の目 編集委員 滝順一
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太陽光発電の電力で水素を製造して既存の天然ガスパイプラインで輸送、産業や発電に活用する大規模な「グリーン水素パイプライン計画」が欧州で始まろうとしている。2050年までに脱炭素を目指す欧州連合(EU)の長期目標に沿う。計画のまとめ役を担う仏ソラドベント社(本社パリ)の創業者、ティエリー・ルペック氏に計画の内容や背景を聞いた。
――どのような計画ですか。
「天然ガスパイプラインを管理・運営するガス...