トイレ紙「蒸発」が映す物流ネック
かさばり安価・少量多頻度 需要増に対応できず
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SNS(交流サイト)で広まった誤情報をきっかけに店頭から姿を消したトイレットペーパー。製紙会社や業界団体は「在庫は十分」と強調したが、店頭の品薄は続いた。足元ではピークは過ぎ、落ち着きを取り戻しつつある。ただ、いつでも買えると思っていた家庭紙の「蒸発」で、「かさばるのに安い」「少量多頻度」など家庭紙の物流面での課題が改めて浮き彫りになった。
「3月第2週(2~6日)は本社の部長以下全員が物流セン...