「世界の英知結集し治療薬開発」 安倍首相の発言要旨
主要7カ国(G7)首脳のテレビ会議後、安倍晋三首相が記者団に述べた発言の要旨は次の通り。
新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりを受け、史上初めてのG7首脳のテレビ会議を開催した。
まず現下の大変厳しい事態を収束するため、世界の人々の不安を和らげるためには何よりも治療薬を開発することが重要だ。G7が協力し、世界の英知を結集して、治療薬の開発を一気に加速すべきだ。
世界経済が非常に大きなマグニチュードで悪影響を受ける懸念があるなかで、G7で協調しながらこれに見合うだけの必要かつ十分な経済財政政策を実行していく。G7としてあらゆる手を尽くしていくという力強いメッセージを発出すべきだという2点を述べた。G7の首脳達から賛同を得、この内容について首脳声明として発表する。
G7として協調行動を具体的におこなっていくうえで、保健相会合と財務相会合をそれぞれ緊密に定期的にやりとりすることでも一致した。本日の首脳間のテレビ会議は大変有意義であった。これから時期を見て、必要な時にこの会議をすることでも一致した。
人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証しとして、東京五輪・パラリンピックを完全な形で実現することで、G7の支持を得た。新型コロナウイルスは大変手ごわい相手だが、G7でしっかり一致結束して国際社会で共に戦えば、必ず打ち勝つことができるという認識で一致した。