インド、民間イエス銀支援に1400億円 預金引き出し制限解除

2020/3/16 23:03
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【ムンバイ=早川麗】インド準備銀行(中央銀行)は16日、経営危機に直面する民間大手イエス銀行の再建案が最終決定したと発表した。国営銀行と民間銀行が合計1035億ルピー(約1450億円)を出資する。5日から続いているイエス銀の預金引き出し制限を18日に解除する。中銀のダス総裁は同日開いた緊急記者会見で「預金者のお金は安全だ」と強調した。

イエス銀行の預金の引き出し制限を受け、支店に並ぶ預金者(6日、ムンバイ)=ロイター

同国最大の商業銀行、国営インドステイト銀行が725億ルピーを、民間大手のICICI銀と住宅金融大手HDFCがそれぞれ100億ルピーを、ほかの民間銀2行が計110億ルピーを投じる。各行が16日までに取締役会でイエス銀への投資を決めた。地元メディアによると、このほか2人の個人投資家も50億ルピー規模の出資を検討している。

中銀は5日、イエス銀の預金引き出し制限を政府に要請し、政府は承認した。4月3日まで1人5万ルピーまでに制限される予定だったが、国営銀などからの支援決定を受けて18日午後6時に解除する。イエス銀は取引先の経営悪化で不良債権が増え、財務体質が悪化。経営の先行きが不安視され、預金が流出していた。

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